カルシウム不足の症状とサインは?食品で吸収率を上げる秘訣とは
日本人は総じてカルシウム不足であると言われています。それは日本の土壌や河川にミネラル分が少ないという特性と、伝統的な毎日の食卓に上がる食事(和食)にカルシウムが含まれにくいという習慣的なものも原因です。
昔のおじいちゃん、おばあちゃんが腰が曲がっていたのも、カルシウム不足による骨粗しょう症によるものですね。
現在では食生活が変わってきているものの、カルシウム不足は改善されていない傾向にあります。
私達が元気に生活していく上で欠かせない栄養素であるカルシウムについて今回は解説していきます。
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カルシウム不足の症状
カルシウムは骨を作るために必要不可欠な栄養素であるという話は周知されていますが、実は同時に筋肉の収縮や、脳の神経細胞の働きにも大きな影響を与えています。
そのためカルシウム不足になると、筋肉活動が低下し、足がつったり、まぶたがピクピクと痙攣するといった症状が現れます。これらの少女が出たら、カルシウムが不足しているサインと思ってみても良いでしょう。
また、脳細胞のコントロールが乱れ、すぐにイライラしてしまう情緒不安定な状態になりやすくなったり、物忘れがひどくなったりします。
逆にカルシウムを摂取することで、イライラせずに上手く感情をコントロールすることができやすくなります。
カルシウムが多く含まれる食品と併せて摂るべき栄養素は
カルシウムが多く含まれる食品には
・干しエビ
・小魚
・チーズ
・牛乳
・パセリ
・ひじき
などがあり、カルシウムの働きを助けてくれるマグネシウムやビタミンDを併せて摂ると、吸収率が上がり、その働きも向上します。特に水分が40%以下である乾物には多く含まれており有効活用したいものです。
(干しエビ、煮干し、えびの佃煮、ひじき、えんどう豆、パルメザンチーズ、ごま)
マグネシウムはカルシウムと共に骨や歯の形成に必要な栄養素で、カルシウムとマグネシウムを2:1の割合で摂ることが効果的に機能させるのに理想的と言われています。
マグネシウムが多く含まれている食品には
・大豆
・アーモンド
・ひじき
・わかめ
などが挙げられます。
ビタミンDはカルシウムの吸収率を高める働きが
あります。ビタミンDが多く含まれる食品として、
・青魚(イワシなど)
・キノコ
・タマゴ
などが挙げられます。
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カルシウムが不足すると将来的に骨粗しょう症に
カルシウムは意図的に摂り入れる様にしないと中々自然には必要量が食品では摂ることができません。また、不足しているからと言って、すぐに大きな体の変化が現れ、健康問題に発展する訳ではないので、見逃されがちです。
ですが、イライラしやすいというのは大きな問題であり、人生をつまらなく、そして良くない方向に向かわせがちな大きな問題だと思います。
カルシウム不足は進行すると、その足りない分を身体の骨から補うようになります。これが長期に渡って続けられると骨粗しょう症の原因になります。高齢になってからの骨粗しょう症は、改善も見込めず、生活に深刻な影響を与えてしまいます。
将来の為にも、そして穏やかな毎日の為にも、カルシウムを意図的に多く摂るのが必要不可欠です。
そのためにサプリメントなどを利用するのは良いと思います。
ちなみにタバコはカルシウム不足の原因になりますので、特に意識して摂るようにしましょう。
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