アウトドア・キャンプ

夏キャンプの子供の遊び!川以外でも大満足の涼しいアイデア

夏キャンプの醍醐味といえば水遊びですが、予定していたキャンプ場に川がないと分かったとき。
または、到着してみたら前日までの大雨で増水しており、遊泳禁止の看板が立っていたとき。

車の中で水着を握りしめてワクワクしていた子供たちの顔が、一瞬にして曇り、「えー、つまんない!何して遊べばいいの?」と不満の声に変わる瞬間は、親にとって本当に心が痛むものです。

せっかくの夏キャンプなのに、メインイベントを失った喪失感は計り知れません。

親としても、炎天下での熱中症が心配ですし、何より照りつける太陽の下でずっと子供の遊び相手をしてあげるのは、体力的に厳しすぎます。

テントの設営だけで汗だくになり、ただでさえ疲労が溜まっているのに、この上どうやって時間を潰せばいいのかと頭を抱えてしまいますよね。

私自身も以前、川遊びメインで計画していた夏キャンプで、到着直前に川の水質トラブルで遊泳禁止の連絡を受け、急遽水遊びができなくなり、子供の遊びがなくなって暇を持て余し、大パニックになった経験があります。

あの時は本当に途方に暮れ、テントの中で暑さと退屈から兄弟ゲンカを始める子供たちを見て、「こんなことなら家でエアコンの効いた部屋でテレビでも見せておけばよかった」とまで思ってしまいました。

 

しかし、自然の中で過ごす時間は子供にとって特別な経験の宝庫です。

川がないならないなりの、工夫次第でいくらでも新しい遊びは生み出せるのです。

そんな「川遊びができない夏キャンプ」のピンチを救う、涼しくて親も楽ができる遊びのアイデアをご紹介します。

川以外でも、事前のちょっとした準備とアイデアの引き出しがあれば、子供の体力をしっかり消費させつつ、熱中症を防いで笑顔あふれるキャンプにすることは十分に可能です。

今回は、私自身の失敗とそこから学んだ教訓をたっぷりと交えながら、実用的なアイデアを包み隠さずお伝えしていきます。

 

ポイント

  • 川がなくても涼めるサイト内のプチ水遊びや氷遊びアイデア
  • 親が疲れないタープ下での工作やアウトドアビンゴ
  • 水遊び並みに体力を消費する日陰アクティビティ
  • 兄弟の年齢差を埋める工夫とマンネリ防止策
  • 限界が来たときの周辺屋内施設への一時避難方法

 

夏キャンプで川以外でも子供の遊びは充実!炎天下を避けて涼をとるサイト内で完結する「プチ水・氷遊び」

夏キャンプの最大の敵は、なんといってもじりじりと体力を奪っていく厳しい暑さです。

川以外での子供の遊びを考える上で、まず最優先すべきは熱中症のリスクをいかに下げるかという工夫になります。

どれだけ楽しい遊びでも、倒れてしまっては元も子もありません。

とはいえ、川や海という大きな水辺に入らなくても、自分たちのテントサイト内で涼しく、そして安全に楽しめるアイデアはたくさん存在します。

周囲のキャンパーに迷惑をかけずに、安全かつ快適に涼をとれるプチ水遊びのバリエーションを見ていきましょう。

少しの水と氷があるだけで、子供たちの体感温度は劇的に下がり、機嫌もあっという間に良くなります。

 

大きな氷で宝探し!手も冷たくて熱中症対策にバッチリ

これは我が家でも幾度となく大ヒットし、準備も簡単で長時間もってくれる素晴らしい遊びです。

出発の数日前に、自宅にある大きめのタッパーや、きれいに洗った牛乳パックをいくつか用意してください。

そこに水を半分ほど入れ、100円ショップで売っているような小さなプラスチックのおもちゃや、カラフルなスーパーボール、あるいは綺麗な石などを沈めて冷凍庫に入れます。

半分凍ったところでさらに水を足して別のおもちゃを追加し、完全に凍らせることで、複数の層におもちゃが閉じ込められた巨大な氷の塊が完成します。

一気に水を入れてしまうと、おもちゃがすべて上に浮いたり下に沈んだりして偏ってしまうため、この「二度手間」が子供を長く楽しませる最大のコツです。

 

キャンプ場には、保冷剤代わりとしてクーラーボックスに入れて持っていきます。

そして気温が上がり始めるお昼前頃、この氷を大きめのボウルや洗面器に出し、子供たちにスプーンやプラスチックのフォーク、小さな水鉄砲を持たせて、おもちゃの発掘作業をしてもらうのです。

まるで未知の化石を発掘する小さな考古学者のように、子供たちは夢中になって氷を削ったり、水をかけて溶かしたりしてくれます。

「あ、赤いボールが見えてきた!」「こっちには恐竜がいるよ!」と、氷が少しずつ溶けて中身が現れるたびに大歓声が上がります。

氷に直接触れ続けることで手のひらの血管が冷やされ、そこを巡る血液が全身を回って深部体温を下げてくれるため、熱中症対策としても非常に理にかなっています。

水遊びのように全身ずぶ濡れになって着替える手間もありません。

氷が溶け切るまでにはかなりの時間がかかり、大きなタッパーサイズであれば1時間以上は優にもちます。

その間、親はタープの下のチェアに深く腰掛け、冷たい飲み物を楽しみながら「がんばれー」と声をかけるだけで済むのです。

体力を使わずに子供を夢中にさせる、まさに魔法のようなアイテムです。

 

周囲の迷惑にならない!的を絞った「水鉄砲の射的ゲーム」

夏の水遊びの定番といえば水鉄砲ですが、キャンプ場での無差別な撃ち合いは絶対に避けなければならないご法度です。

他のキャンパーの大切なテントや道具を濡らしてしまったり、静かにリラックスしている人の邪魔になったりするリスクが非常に高いからです。

最悪の場合、キャンパー同士の深刻なトラブルに発展しかねません。

 

そこでおすすめなのが、自分たちのサイト内だけで完結する「射的ゲーム」としてのスマートな遊び方です。

準備するのは、紙コップやトイレットペーパーの芯、あるいは画用紙で作った手作りの的です。

紙コップをピラミッド状に積み上げたり、トイレットペーパーの芯に点数を書いた的を木の枝からタコ糸でぶら下げたりして、そこに向かって的当てをします。

キャンプに出発する前の自宅で、子供たちに的の絵を描かせておくのも良い事前準備になります。

的に向かって撃つときは、必ず的を自分たちのテントの壁面や、車のタイヤの方向に向けて設置しましょう。

そうすることで、万が一水が逸れても他人のサイトに飛んでいく心配が一切ありません。

 

使用する水鉄砲の選び方にもポイントがあります。

リュックを背負って大量の水を噴射できるような強力なものは避け、あえて100円ショップで買えるような小さめの、昔ながらの引き金式のものやシリンジ(注射器)型のものを選ぶのがコツです。

一度に発射できる水の量が少ないため、必然的に子供たちは水の補充のためにバケツと的の間を何度も往復することになります。

結果的に、水鉄砲の給水作業自体が子供の体力を削る良い運動になるというわけです。

的が水でふやけて徐々に崩れていく様子が面白く、年齢の離れた兄弟でも楽しめます。

例えば、小学生のお兄ちゃんは遠くから片手で撃つ、幼児の弟は的のすぐ目の前から両手で撃つといったハンデをつけることで、喧嘩になることなく平等に競い合うことができます。

 

片付けまでをゲームに!水風船のスマートな遊び方とマナー

水風船もまた、子供のテンションを一気に跳ね上げる大好きなアイテムですが、遊ぶ際には細心の注意が必要です。

割れた後の細かなゴムの破片が自然環境に残ってしまうという、非常に大きなデメリットがあるからです。

キャンプ場によっては、自然保護の観点から水風船自体の使用を明確に禁止しているところも少なくありませんので、事前のルール確認は必須です。

もし管理棟で許可されている場合は、サイト内の決められたブルーシートの上など、狭い範囲だけで遊ぶルールを徹底して開始しましょう。

最近はホースに繋ぐだけで一気に数十個の水風船が作れる便利なグッズが売られており、子供たちの前でそれを作って見せると、まるで魔法を見たかのように目を輝かせます。

水風船をキャッチボールのように投げ合ったり、足元に落として割れる感触を楽しんだり、遊び方は無限大です。

水が弾けるたびに涼しいミストが周囲に広がり、体感温度もぐっと下がります。

 

そして、この遊びの最大のポイントは、遊び終わった後の片付けそのものをゲーム化してしまうことです。

ただ「片付けなさい」と言っても、疲れた子供たちは絶対に動きません。

そこで、「さあ、ここからが本当の勝負だよ!割れた水風船のゴミを一番たくさん拾った人が、今日の夜のデザートの焼きマシュマロを一番たくさん食べられる権利をゲットできるよ!」と提案してみてください。

すると魔法のように、子供たちの目の色が変わり、地面を這いつくばって草の根元に隠れた小さなゴムの破片まで綺麗に集めてくれます。

さらに「赤いゴミは10点、青いゴミは5点」などと点数制にすると、算数の計算の練習にもなり一層盛り上がります。

自然を絶対に汚さない、来た時よりも綺麗にして帰るというキャンパーとしての基本的なマナーを教える素晴らしい機会にもなりますし、何より親が炎天下で腰をかがめて細かなゴミ拾いをする手間も完全に省けるので、まさに一石二鳥の賢い戦略です。

 

親は座って見守るだけ!タープ下で没頭する川以外の「静かな遊び」

お昼ご飯を食べ終わった後の午後一番など、1日のうちで一番気温が高くなる時間帯は要注意です。

たとえ日陰であっても、激しく走り回ったりして動くのは熱中症のリスクが跳ね上がり非常に危険です。

さらに、テントの設営や昼食の準備をこなしてきた親の体力も、この時間帯にはそろそろ限界に近づいてくる頃ですよね。

私自身も、この魔の午後2時頃に子供に「遊ぼうよー!」とまとわりつかれるのが一番辛い瞬間です。

ここでは、大人が付きっきりにならなくても、子供たちが自発的にタープの下の涼しい場所で静かに集中して没頭してくれる遊びをご紹介します。

 

騒音ゼロ!サイト周辺の自然を探す「アウトドアビンゴ」

子供が暇を持て余して大きな声を出したり、ペグにつまずきそうになりながら走り回ったりすると、静かに自然を満喫したい周囲のキャンパーの迷惑にならないかヒヤヒヤして気が休まりませんよね。

そんな時に大活躍するのが、自然のアイテムをテーマにした「アウトドアビンゴ」です。

事前に画用紙などに3×3、あるいは4×4のマス目を書き、ビンゴカードを自作しておきます。

幼児向けには「赤い葉っぱ」「ギザギザの葉っぱ」「どんぐり」「鳥の鳴き声を聞く」「Yの字の木の枝」「アリの行列を見る」など、直感的にわかりやすいお題を書き込みます。

小学生向けであれば「テントウムシを見つける」「松ぼっくりを3つ拾う」「四つ葉のクローバーを探す」など、少し難易度を上げたミッションを設定すると張り合いが出ます。

 

キャンプ場に着いたら、子供たちはその自作のカードとペンを持って、自分のサイトの周辺をウロウロしながら探検家のようにマス目のお題を探し回ります。

見つけたらペンで丸をつけるか、100円ショップで売っているお気に入りのキャラクターのシールを貼っていくようにすると、ゲーム感覚がさらに増して喜びます。

遠くの森の奥まで行かなくても、自分たちのテントのすぐ足元や背後の茂みに目を向けるだけで成立するため、迷子になる心配もなく、親はタープの下のチェアから見守ることができます。

「お母さん、こんな形の石があったよ!」と得意げに持ってくる顔を見るのは嬉しいものです。

五感を使って自然を細かく観察する立派な学習にもなりますし、何より子供たちが静かに地面を見つめて過ごしてくれる時間が生まれます。

親はその間に、少しうたた寝をして体力を回復させたり、夜のバーベキューの野菜を切る仕込みなどをゆっくりと進めることができるのです。

ビンゴが完成した時のささやかな景品(好きなお菓子や、夜の花火の点火係になれる権利など)を用意しておくと、子供の熱中度はさらに倍増します。

 

夏休みの宿題にもなる?キャンプならではの自然素材工作

キャンプ場に落ちている無数の自然の素材は、お金を出して買うおもちゃよりもはるかに素晴らしい工作の材料になります。

子供の想像力を刺激し、時間を忘れて作業に没頭させることができます。

事前に自宅から、木工用ボンド、アクリル絵の具、筆、麻紐、そして工作用のハサミなどを小さなポーチにまとめて少しだけ持参しておきましょう。

サイト周辺で拾ってきた手頃な大きさの丸い石に、アクリル絵の具で顔や動物、幾何学模様を描く「ストーンペイント」は、幼児から小学生まで幅広く楽しめる大定番です。

絵の具の冷たい感触も夏には心地よく、石のデコボコした表面に色を乗せていく作業は不思議な魅力があります。

絵の具が乾くのをじっと待つ時間すら、子供にとってはワクワクするものです。

完成した色鮮やかな石は、テントの入り口に並べて飾ると可愛らしい表札代わりになり、自分たちのサイトの目印としても役立ちます。

 

また、拾ってきた様々な太さの小枝を組み合わせて麻紐で結び、四角いフレームを作り、そこに落ち葉や木の実をぶら下げるモビール作りも人気です。

「どの枝を組み合わせたらカッコいいかな」と真剣に悩む姿は、小さなアーティストそのものです。

工作をしている間、子供たちは職人のように無口になって手元の作業に没頭してくれます。

周囲への騒音の心配は一切ありませんし、タープの下の涼しい風を感じながらの工作は最高のリフレッシュになります。

 

そして親にとって最大のメリットは、ここで作った作品を持ち帰って、そのまま夏休みの自由研究や図画工作の宿題として学校に提出できることです。

「これで夏休みの宿題がひとつ終わった!」と思うと、親の心の負担がどれほど軽くなることか。

ただし、工作の材料を集める際は、ウルシなどの触ってはいけない植物や、毒を持った毛虫などには十分に注意するよう、事前にしっかりと言い聞かせておくことが大切です。

 

定番のマンネリ打破!長時間熱中できる新感覚ボードゲーム

キャンプの夜や日中の暇つぶしといえば、トランプやウノが定番ですが、毎回同じゲームだと子供もすぐに展開を読んでしまい、飽きてしまいますよね。

「またババ抜きー?もういいよ」と言われてしまうと、せっかくの家族の団欒の時間が白けてしまいます。

 

そこでおすすめなのが、少し変わった新感覚のボードゲームを持参して、新鮮な驚きを提供することです。

屋外でボードゲームを遊ぶ上で絶対に気をつけるべきは、突然吹く「風」です。

軽い紙のカードゲームは、突風が吹いた瞬間に森の中へ飛んでいってしまい、せっかくの楽しい雰囲気が大惨事になってしまいます。

そのため、マグネット式のオセロや将棋、または木製のブロックを引き抜いていくバランスゲーム(ジェンガなど)が屋外には非常に適しています。

最近では、プラスチックのコマを上から落としていって立体的に4つ揃えるゲームや、バランスを取りながらコマを乗せていくゲームなど、ルールが単純明快で幼児でも直感的にすぐに遊べるものが安価でたくさん販売されています。

冷たい麦茶やジュースを飲みながら、タープの下のテーブルを家族全員で囲んでゲームをする時間は、アクティブな川遊びとはまた違った、ゆったりとした温かい家族の思い出になります。

ゲームの最中には、「次はどこに置こうかな」「ああ、そこ置かれたら負けちゃう!」といった自然な会話が生まれ、普段は仕事で忙しいお父さんと子供がじっくり向き合う素晴らしい機会にもなります。

私自身も以前、山の天気が急変して激しい夕立に見舞われ、狭いテントの中に数時間缶詰めになってしまったことがあります。

その時、たまたま車のトランクに忍ばせていた新しい立体ボードゲームのストックがあったおかげで、退屈でグズる子供たちの気を紛らわすことができ、険悪なムードにならずに笑顔で雨上がりを待つことができた経験があります。

新しいボードゲームは、いざという時の精神安定剤としても機能してくれます。

 

夏のキャンプの夜はぐっすり寝てほしい!子供の体力をしっかり削る「アクティブ遊び」

日中の暑い時間帯を静かな工作やゲームで乗り切り、体力を温存した後は、いよいよ体を動かす時間です。

夜、興奮した子供がいつまでも起きていて大人の静かな晩酌の時間が削られるのを防ぐためにも、そしてスムーズな寝かしつけを実現するためにも、しっかりと体を動かして心地よい疲労感を与える必要があります。

川遊びは、水の抵抗による全身運動と、水温による体温低下で急激に体力を奪ってくれますが、それに代わるような全身運動を陸上で取り入れなければなりません。

気温が落ち着き、涼しい風が吹き始める夕方手前の時間帯を見計らって、安全に、かつダイナミックに体力を消費させるアイデアを展開しましょう。

 

日陰に設置!スラックラインやハンモックで全身運動

木と木の間に平らで丈夫なベルトをピンと張り、その上でバランスを取りながら歩く「スラックライン」は、想像を絶するほど全身の筋肉と体幹を酷使します。

一見簡単そうに見えますが、大人でも数メートル歩くのが難しく、すぐに汗だくになるほどの運動量です。

しかし、子供はもともと重心が低くバランス感覚が優れているため、大人が手を繋いで補助してあげながら少し練習すると、あっという間にコツを掴んでどんどん上達していきます。

「もう一回!次こそは向こうまで歩く!」と、汗をかきながら何度も繰り返し挑戦する姿を見守るのは頼もしいものです。

 

また、キャンプの憧れアイテムである定番のハンモックも、素晴らしいアクティブな遊び道具になります。

ただ静かに寝転がって読書をするだけでなく、子供が乗った状態で少し揺らしてブランコのようにして遊ぶだけでも、三半規管が強く刺激され、バランスを保とうとするために全身の筋肉を使います。

しばらく揺られているだけで、子供は心地よい疲労感と眠気を感じてくれます。

ただし、どちらの道具も設置する際には重大な注意点があります。

必ず木の幹を摩擦から保護するための分厚いツリーウェア(当て布や専用のパッド)を使用し、大切な自然の木を傷つけない配慮を絶対に忘れないようにしてください。

これはキャンパーとして最低限のルールです。

 

また、高さも重要です。

子供がバランスを崩して落ちても絶対に怪我をしないよう、地面から数十センチの非常に低い位置に設定することが大前提です。

スラックラインの下に、テント用の銀マットやレジャーシートを敷いておくと、万が一の落下時にも安心です。

大人がカッコつけて高い位置で手本を見せようとし、見事に落下して腰を打つという恥ずかしい失敗談はキャンプあるあるですので、親御さんも十分に気をつけてくださいね。

 

いつものシャボン玉をアップグレード!みんなで「巨大シャボン玉作り」

子供にとってシャボン玉はいつの時代も鉄板の遊びですが、100円ショップの小さな容器に入ったシャボン玉は、息を吹きかけるだけですぐに終わってしまい、時間稼ぎには限界があります。

そこで、このシャボン玉を限界までアップグレードさせましょう。

「巨大シャボン玉」の作成です。

その圧倒的なスケール感と非日常感に、子供のテンションは最高潮に達し、大人でさえも童心に返って夢中になってしまいます。

割れにくく、大きく膨らむ丈夫なシャボン液は、身近な材料で簡単に自作できます。

 

水に台所用中性洗剤(界面活性剤の割合が高いものがベスト)を混ぜ、そこに粘り気を出すための洗濯糊、またはガムシロップ、砂糖などを適量混ぜることで、驚くほど粘り気のある魔法の液が完成します。

事前に自宅でペットボトルに調合して持っていくとスムーズです。

次にシャボン玉を作るための輪っかを用意します。

クリーニングについてくるような針金ハンガーを引っ張って丸く変形させ、液をたっぷり保持できるように、周りに毛糸や不要になった包帯をぐるぐると巻きつければ特製の輪っかの準備完了です。

洗面器に液をたっぷりと入れ、輪っかを浸します。

そして、息で吹くのではなく、体全体を使って輪っかを大きく振りかぶるように風に乗せます。

すると、自分の体のサイズよりも大きな、虹色に光る巨大なシャボン玉がフワリと宙に舞い上がります。

それができた瞬間の子供たちの「うわぁーー!!」という歓声は、何度聞いても親として誇らしい気持ちになります。

巨大なシャボン玉を追いかけて全力で走ったり、割ろうとしてジャンプしたりすることで、あっという間に運動量が増え、息を切らして遊んでくれます。

 

ただし、シャボン液は洗剤を含んでいるため、風向きには十分に注意が必要です。

他のキャンパーの大切なテントや、ピカピカに磨かれた車に飛んでいってシミを作ってしまわないよう、必ず周囲が開けた広いフリースペースなどで行うようにしてください。

また、液がこぼれてもいいように、汚れても良い服装に着替えさせておくことも重要です。

 

涼しくなる夕方以降を狙った広場遊びとペースト配分

真昼の炎天下では危険でできなかった激しい遊びも、日が西に傾き、心地よい夕焼けの風が吹き始める夕方以降であれば、熱中症の心配なく思い切り楽しむことができます。

このゴールデンタイムを逃す手はありません。

フライングディスクや、当たっても痛くない柔らかいウレタン製のボールなどを持参して、キャンプ場の広い広場や芝生エリアで全力で走り回りましょう。

最近はアウトドアショップや100円ショップで、衝撃を与えると内蔵されたLEDがチカチカと派手に光るフライングディスクや、お祭りで売っているような光るブレスレットを輪投げの輪に見立てて遊ぶグッズなどが安く手に入ります。

周囲が薄暗闇に包まれていく中で、赤や緑に光るおもちゃが飛び交う光景は、それだけで魔法のような特別感があり、子供たちは飽きることなく、まるで夜行性の動物のように遊び続けます。

 

昼間はタープの下で工作や氷遊びをして意図的に体力を温存させ、涼しくなった夕方に一気にエネルギーのバルブを開放して発散させる。

この「親による1日のペース配分」のコントロールこそが、川遊びができない夏キャンプを成功させ、夜泣きやグズりを防ぐ最大の秘訣と言っても過言ではありません。

子供がヘトヘトになって「お腹すいたー!」とテントに戻ってくる頃には、親が準備したバーベキューの炭火も最高の状態に仕上がっているはずです。

 

夏キャンプでの子供の遊びがネタ切れした時の「逃げ道」戦略

どれだけ親が完璧に遊びのスケジュールを組み、たくさんの道具を準備したとしても、子供の「飽き」という感情は前触れもなく突然やってきます。

特に2泊以上の連泊キャンプなどでは、持ってきた遊び道具の目新しさもすべて使い果たしてしまい、厳しい暑さによる不快感も相まって、ちょっとしたことで子供の機嫌が最悪の底に落ちることも珍しくありません。

「もう帰りたい」「暑い、つまんない」と言い始めた子供を、キャンプサイトの中だけでなだめすかすのは至難の業です。

そんな時は、無理にキャンプ場の中だけで完結させようと意地を張らず、潔く外部の力を借りる「逃げ道」をあらかじめ用意しておくことが、親の精神衛生上非常に大切です。

 

キャンプ場主催の体験イベントやクラフト教室をフル活用

比較的規模の大きなファミリー向けのキャンプ場や、設備が充実した高規格なキャンプ場では、夏休みの期間に合わせて子供向けの様々なイベントやワークショップを日替わりで開催していることが多いです。

これを利用しない手はありません。

本格的な石窯を使ったピザ作り体験、竹を切り出して作る本格的な水鉄砲作り、スタッフが秘密のポイントへ引率してくれる夜の昆虫採集ツアーや星座観察会など、その内容は多岐にわたります。

中には、川での遊泳は禁止でも、管理された浅い生簀の中を走り回ってニジマスのつかみ取りができるような、安全なプチ水遊びイベントを用意しているところもあります。

参加費が一人数百円から数千円別途かかることもありますが、ここは「お金で親の精神的余裕と、子供の確実な笑顔を買う」と割り切って、迷わず課金することをおすすめします。

プロの知識を持ったスタッフが子供の好奇心を刺激し、全力で楽しませてくれる間、親は少し離れた日陰からビールでも飲みながら写真を撮るだけで済みます。

 

また、イベントを通じて同じくらいの年齢の他の家族の子供たちと友達になり、その後も一緒に遊ぶようになるなど、親が介入しなくても子供同士の世界で交流が深まる良い機会にもなります。

事前のリサーチとして、予約したキャンプ場のホームページや公式SNSを細かくチェックし、定員が決まっていて予約が必要な人気イベントは、キャンプの予約と同時に早めに押さえておくのが鉄則です。

 

迷わず頼る!周辺の涼しい屋内施設(水族館や博物館)への一時避難

もしキャンプ場内でのイベントもなく、暑さもピークに達し、何を提案しても子供が「イヤだ」と首を振るようになり、不満が限界に達してしまったら。

その時は、勇気を出してキャンプ場から車を出してしまいましょう。

せっかく自然を満喫するためにキャンプに来ているのに、車で出かけるなんて本末転倒だ、負けを認めるようだ、と感じるかもしれません。

しかし、意地を張って無理をして熱中症で病院に運ばれたり、親もイライラが爆発して家族全員が険悪なムードのまま帰路についたりするよりは、ずっと賢明な選択です。

 

キャンプ場の周辺にある道の駅や、地域の小さな淡水魚水族館、郷土資料館、あるいはちょっと大きめのショッピングモールなどの屋内施設は、冷房がしっかりと効いていて、まさに砂漠の中のオアシスです。

道の駅に立ち寄って地元の新鮮なフルーツを使った冷たいジェラートを食べたり、涼しい館内で魚が泳ぐ水槽をぼーっと眺めたりして2〜3時間過ごすだけで、子供の機嫌は嘘のように劇的に回復します。

親自身も、ひんやりとした空間で汗が引き、冷たい缶コーヒーでも飲んでリフレッシュした状態で、再び落ち着いてキャンプ場に戻ることができます。

車での移動中も、カーエアコンの効いた車内は極楽のような空間です。

「いざとなったら、車で15分のあの水族館に逃げ込もう」という具体的な選択肢を親が最初から持っているだけで、キャンプ中の心の余裕が全く変わってきます。

「どうしてもダメならあそこがある」と思えれば、少々のトラブルも笑って許容できるものです。

事前のキャンプ計画を立てる際に、必ず周辺の観光スポットや屋内施設を地図アプリなどでいくつかリストアップし、定休日や営業時間までメモしておくことを強くおすすめします。

 

夏キャンプでの川以外の子供遊びまとめ

まとめ

  • 川がなくても氷を使った宝探しや的当て水鉄砲などサイト内で完結する涼しい遊びはたくさんある
  • タープ下の静かな工作やアウトドアビンゴを用意しておくと親の体力が確実に温存できる
  • 夕方からのスラックラインや巨大シャボン玉などのアクティブな遊びで子供の体力を削ると夜の寝かしつけがスムーズになる
  • 遊びのマンネリを防ぐために新しいボードゲームや自然素材を使ったアイテムを準備しておく
  • 暑さや子供の不満が限界を迎えたら意地を張らずに迷わず周辺の涼しい屋内施設に避難する

いかがでしたでしょうか。

「夏 キャンプ 子供 遊び 川以外」というキーワードで頭を悩ませていた方も、アイデア次第でいくらでも子供を笑顔にする方法があることをお分かりいただけたかと思います。

川でのダイナミックな水遊びももちろん素晴らしいですが、限られた環境の中で知恵を絞って生み出す遊びもまた、子供の記憶に深く刻まれるかけがえのない体験となります。

この記事で紹介したアイデアをいくつか引き出しに忍ばせて、ご家族で最高に楽しく、そして安全な夏のキャンプの思い出を作ってきてくださいね。

応援しています!

-アウトドア・キャンプ
-, , , , , ,